住宅ローン借り換えにかかる費用はいくら?
住宅ローンの借り入れをした時に各諸費用がかかったのを覚えているでしょうか。
住宅ローンは借り入れ金額が大きいので諸費用についてはあまり記憶にないという方が多いのですが、多くの方は借入時に数十万円の費用が発生しています。
借り換えローンといっても新規に住宅ローンを借りていることには変わりありませんから、この数十万円という諸費用は借り換え時にも発生します。
契約者本人にとっては借り換えという意識がありますが、金融機関にとっては新規のローンの借入なので諸費用が発生するのは当然と言えば当然です。
では、どのような諸費用がかかるのかについて説明しきたいと思います。
- 事務手数料
- 契約者貼付印紙税
- 低当権設定費用
- 保証料
これはローンの借入に関する様々な手続きをしてもらうための費用です。一律の金額で設定している設定しているところと金融機関によっては「借用金額の○パーセント」とパーセンテージで設定している事もあります。
これは借用金額によって異なり、借入金額が1000万円以上5000万円以下で2万円、5000万円以上1億円以下で6万円となっています。
これは借入額の0.1%と設定されているのですが、別途司法書士への報酬が必要になる事もあります。設定パーセンテージが0.1%なので、この数字だけをみると何も感じないのですが借用金額が1000万円だと、この費用だけで10万円となります。
この保証料があるとないとでは返済金額に物凄く差が出てきます。
保証料は絶対に発生するものではなく、金融機関がによって保証料が必要なく、0円となっているという所もあります。
保証料は借入金額・返済年数によって決定されているのですが、大きな金額になる事がほとんどです。借り換えを考えている時は、なるべく保証料の設定されていない金融機関を選ぶようにしましょう。
上記が借り換え時に発生する主な諸費用となりますが、このほかに繰上返済時の手数料がかかる所もあります。
住宅ローンを借り換える時に必要な手数料
手数料は大きく分けて●事務手数料●保証料●繰上返済手数料の3つがあります。- 事務手数料とは
- 保証料とは
- 繰上返済手数料とは
事務手数料とは借り換えの手続きをしてもらうための事務的な手数料です。金融機関によってこの手数料も変わり、一律定額のところもあれば、「借入金額の○パーセント」とパーセンテージで設定している所もあります。
借用金額によって手数料が変化する金融機関で借入の場合は借入金額からいくらの手数料が発生するかを計算して他金融機関との比較を行う様にしましょう。
次に保証料ですが、これは金融機関によっては必要がない場合もあります。通常、借り換えでお得になるのは金利差が0.7%以上なのですが、保証料が0円の場合は0.5%以上でもお得になると言われています。
この様に、保証料は最終的な返済金額に大きく関係してくる部分なので、出来れば保証料0円の金融機関を選んで借り換えを行いたいところです。
繰上返済手数料ですが、これは繰上返済を行う時に発生する手数料です。例えば、月々の返済額が7万円で、今月は余裕があるから1万円プラスして返済するという時にかかるものです。多く返すにも関わらず手数料を取られるのは何だか納得もいきませんが…。
数は少ないものの、新生銀行や住信SBIネット銀行の住宅ローンのように繰上返済手数料が0円という住宅ローンもあります。繰上返済はきちんと完済するために非常に重要なシステムですからこの点を重視するようにしましょう。繰上返済手数料がかかる金融機関はその他の条件がよほど有利でない限りおすすめできません。
借り換えにかかる手数料、諸費用は?
Q.借り換えの費用はいくらくらいかかる?
住宅ローンの借り換え時に掛かる費用というのは、具体的にいくらぐらい掛かるものなのでしょうか?お恥ずかしい話ですが、現在の住宅ローンを借りた時にいくら掛かったのかも、私の方ではあまり把握できていません。
もしかして借り換え時の方が費用は高くなるのでしょうか?詳しく教えてください。
A.借入金額によって費用は変化します
借り入れる金額によって、借り換え費用は変化します。相場的には大体50万円〜80万円付近だと言われています。
恐らく元本(借りたお金)が減っているかと思いますので、申し込み時より安くなる可能性が高いです。
まず、借り換え時に掛かる費用を全てご説明させて頂きます。
◆ 登記手数料別名、登記費用、正式名称は「不動産登記費用」になります。一見すると難しく見える部分ですが、要はこれを担保にお金を借ります。その証拠として記録するために費用が掛かります。そしてこの書類は司法書士などの資格保有者が作成する必要があります。こうした諸々の費用を含めた金額が、登記手数料として請求される事になります。ちなみに今組んでいる住宅ローンを申請した際にも、必ずこの登記手数料を支払っています。金額は、土地1%・建物2%とそれぞれ掛けられ、それ+種類代という内訳になっています。つまり購入した住宅や環境によって、この金額は変わるということになります。大体、一般的に10万円以上掛かり、上記部分によって変動します。そしてさらに司法書士の依頼料金として+5万円ほど上乗せされます。
◆ 保証料全国統一の呼称で、借入金額の2%が請求される事になります。例えば1000万円の住宅ローン借り換えを想定しているのであれば、20万円の保証料が必要になります。非常に高額な保証料ですが、これのおかげで「連帯保証人が不要になる」という大きなメリットが発生します。しかし連帯保証人の代わりになってくれる"担保"ではなく、あくまでも「保証会社を雇い入れるための費用」となり、責任転嫁が可能になる手数料という意味ではありません。なぜこんなに保証料が高く、そもそもなぜ請求されるのか。こういったご質問も多いのですが、あくまでも手付け金の一部だと考えておくと分かりやすいかもしれません。
◆ 印紙代大体2万円前後で、各書類に印紙を貼りまくっていく必要があります。ほとんどの場合、新しく借り換えをする先の営業マンが代行してくれますので、作業自体の手間は必要ありませんが、確認が大変な部分でもあります。日本全国、何処でも大体2万円ぐらいになります。
色々と呼称や内訳が変化する可能性もありますが、基本的には上記3つの区分で具体的な費用が決定してきます。
非常に高額ですが、最近は保証料を無料にしている金融機関も多いので、こうした借り換え先をまずは検討しましょう。
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